大規模修繕工事では、工程の短縮や改修期間の仮防水の点から、既存の防水層の上に新たな防水工事を施工する事が多いようです。居住者の方には見る機会の少ない工事ですが屋上からの漏水防止にとって最も重要な工事になります。今回は「改質アスファルトシート防水(常温工法)」の絶縁工法で施工します。
「改質アスファルト」とは、アスファルトの物性を改良し耐候性、耐久性を向上させたものです。
「常温工法」とは、火や溶剤を使わず、粘着シートで貼る、煙や臭いの無い工法です。
とは言うものの、シートの融着にトーチバーナーを使います。
「絶縁工法」とは、通気層を設ける事によって防水層のふくれを抑制する工法です。
下地処理工事
防水下地を高圧洗浄し、汚れを落します。
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既設のアルミ笠木を撤去します。
既設防水立上りの撤去及び新規防水の工事のために撤去します。
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既設防水層の立上り部を撤去します。
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「防水の平場部に比べて、立上り部はふくれや劣化が激しいので、改修工事の時に撤去して、新規に貼り直します。この時に、防水材で仮防水を必ず行います。」
この時に、ハツリによる騒音と振動が発生します。
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ふくれ、シワ部分は切開し、バーナー等であぶり戻し、アスファルト系塗膜防水を行います。
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